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先週末に三宅島にて行なわれた今年で2回目になるバイクイベントの「WERIDE」ですがSNSやブログの検索数から見ても成功したイベントとは言えなかったようですね。検索しても参加した岩城晃一のギャラの記事ばかり、、、

そもそも企画の発端自体がイギリスのマン島の伝統的なバイクレースであるマン島TTというレースを地域振興の名目で日本に根付かせたいという(あくまでも理想)都知事の一声。これを少ない時間と予算で無理矢理実現させた感の強いイベントは成功の見込があまりに低いことは都知事本人以外は皆感じていたのではないかと思います。発想自体は面白いと思いますが人々を本当に魅了し、地域の活性化につながり、半永久的に継続するイベントの実現に必要な時間とお金は桁が違うと思います。

具体的にどこが駄目だったのか?を思いつくままに挙げてみます。

-そもそも安全上の理由からレース開催はできない点で開催の主旨が不明確

-国内のバイク人口は減少しており、そのような環境であの内容+立地条件では集客が困難

-島の住民は本当にバイクのイベントを開催したかったのか?

-大手メーカーの協賛はゼロ

-この手の企画は都の職員ではなく民間にさせるべき

などなど理由はまだまだあるとは思いますが一番の原因はコンテンツと市場に対してのリサーチ不足資金提供者が東京都という点だと思います。全てにおいて「中途半端」「責任者不在」が見え隠れするイベントが成功するわけないと普通に思うのですがせめてモーターサイクルショーのレベルぐらいは実現できないと話にならん状態ですね。

三宅島の住民の方々がそれでもバイクで島を活性化させたい、その要望に対して東京都が本腰をいれるのであればもっと大きな仕掛けを考えるべきだと思います。東京オリンピックの誘致よりも個人的には応援したいです。実現できるできないはさておき、自分が企画を考えるとすれば:

-島の公道でのレース開催をイベントの絶対条件にする

-海外からの参加者をターゲットにする

-宿泊施設の確保

-アクセス環境の見直し

-マン島TTの徹底研究

イメージおやびコンセプトはマン島TTでよいと思います。もしくはバイク版モナコGP。バイクのレースはやはりコンテンツビジネスなのでハイレベルなライダー(プロアマ問わず)が繰り広げるレースがコンテンツになり、そこからどようやって幅を広げるかを考えないとなかなか難しいのではないかと思います。

モナコGPの開催中は地元住民は1泊30万から100万で海外からの観戦客に自宅を貸し、それだけで仕事をしなくてもよい人がかなりいると聞いたことがあります。三宅島でもしこれが実現されれば本当の意味での地域振興になると思います。

 

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このページは、tomoが2008年10月21日 11:01に書いたブログ記事です。

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