44歳からの日本の美術: 2019年4月アーカイブ

11.『十一面観音』聖林寺(奈良)/国中連公麻呂(くになかのむらじきみまろ)作
→欣然と立つ十一面観音
・日本が誇る仏師・国中連公麻呂
・なぜ十一面観音は尊いのか?
・東大寺『不空羂索観音』との類似性

12.『十一面観音』観音寺(京都)
→古典美の結晶観音寺像
・南山城の名仏たちを観る
・観音寺の『十一面観音』
・歴史的資料も物語る

13.『迷企羅大将』新薬師寺(奈良)国中連公麻呂作
→躍動する天平の十二神将
・全身で怒りを表している像
・忿怒を表す像の意味
・新薬師寺と十二神将の役割

14.『薬師如来』華厳宗元興寺(奈良)
→堂々たる威厳を備えた薬師如来像
・時代ごとに変化する様式の美
・古典から密教的な新しい表現様式に
・元興寺『薬師如来』

15.『維摩居士』法華寺(奈良)
→苦しみの中で悟る維摩の像
・生けるがごとき居士の像
・天平彫刻を引き継ぐ平安初期の作風
・大乗仏教の根本の『仏心』を体現

16.『十一面観音』法華寺(奈良)
→公明皇后を思わせる華麗な観音像
・公明皇后のご活動
・歴史をつなぐ公明皇后の肖像
・共通する体の傾き

17.『如意輪観音』観心寺(大阪)
→あでやかな観心寺の如意輪観音
・日本における女性像
・官能的な六臂の姿
・美術表現は静から動へ

18.『十一面観音』公源寺(滋賀)
→動き出しそうな琵琶湖の観音像
・仏像とキリスト教の男性像と女性像
・限りない慈愛に満ちた菩薩像
・女性的な『十一面観音像』

19.『持国天』勝常寺(福島)
→会津に坐します力強き持国天像
・外敵に向けられた怒りの姿
・男性像の的とはなにか
・忿怒の像と会津の関係

20.『延命観音菩薩』楽法寺(茨城)
→堂々とした茨城にある延命観音
・関西仏にも負けない関東の『雨引き観音』
・平安時代の古仏
・手・腕・身につけた鹿皮の見事な表現


1.『救世観音』法隆寺夢殿(奈良)/止利仏師作
→この世を救う聖徳太子の像
・飛鳥時代の秘伝中の秘伝
・釈迦三尊像との類似性
・神仏習合の象徴

2.『釈迦如来』深大寺(東京)
→東京にある7世紀の釈迦像
・神社、仏寺の多さ
・神社と仏寺の違い
・関東で最も古い釈迦如来像

3.『聖観世音菩薩』薬師寺東院堂(奈良)
→輝ける薬師寺の聖観者、中国経由でインド・グプタ朝の影響
・薬師寺金堂の復興を巡る論争
・薬師寺は南都七大寺
・気品の端麗さ、独自の写実

4.『増長天』當麻寺/たいまでら(奈良)
→厳かな當麻寺の四天王
・25体の菩薩が練り歩く
・當麻寺と役行者とのかかわり
・怒りの四天王像

5.『薩摩居士』法隆寺五重塔(奈良)
→語りかける白鳳の維摩像
・写実的な塑像造り
・塑像群から分かる当時という時代
・仏像における作家特定の重要性

6.『沙羯羅』興福寺(奈良)/将軍万福作
→あどけない奈良の少年の像
・蛇は信仰の対象
・頭から蛇を巻いた男児の蛇神
・像のモデルは基皇子(光明天皇と聖武天皇の子)

7.『須菩提』興福寺国宝館(奈良)将軍万福作
→日本のみほとけの姿
・世界一の男性の微笑み
・光明皇后が託された想い
・釈迦の十大弟子須菩薩

8.『不空羂索観音/ふくうけんじゃくかんのん』/奈良
→壮厳なる東大寺の中心観音
・仏像を間近に鑑賞する
・像に関する新発見
・作者は国中連公麻呂

9.『日光菩薩・月光菩薩』/東大寺法華堂/奈良
国中連公麻呂(クニナカノムラジキミマロ作)
→天照(アマテラス)が日光、月読(ツクヨミ)が月光
・清楚で高貴な二体の像
・明らかになってきた事実
・体操的な造形美

10.『千手観世音菩薩』/葛井寺/大阪
→千本の手を広げる天平の代表仏
・古典様式の完璧な姿
国中連公麻呂を思わせる像
・緻密な造作に表れる人間性の深さ

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